私はラブレターによって、ちょっと面倒なことに巻き込まれた経験があります。中学生のころでした。私には同じ中学に通っていた一歳違いの妹がいたのですが、彼女がクラスメイトからラブレターをもらったことがすべての始まりでした。妹は激しく動揺したのでしょう。ラブレターの置き場所に困り、家の本棚に隠したのでした。そして、不運なことに、そのラブレターは古語辞典の本と箱の間に納まり、私が何も知らずにその辞書ごと授業に持っていったのでした。授業中に古語辞典を開いたときに、ヒラっと落ちるラブレター。後ろの男子生徒が拾うと同時に叫び声! 「おい! これってラブレターじゃん!」クラス中が小パニック状態。私は状況がつかめずにフリーズ状態。すぐに取り返すことなんて発想も浮かびませんでした。しかも、このラブレター。「佐藤へ〜近藤より」と名字だけで成り立っているので、私に宛てたものだと全員が勘違い。そして、近藤という名字の男の子は奇遇にも隣のクラスにもいたのでした。次の休み時間に起こった騒動の様子は今でも忘れられません。私は涙目。結局、真実が明らかになりましたが、近藤くんが一番かわいそうでした。くれぐれもラブレターの管理は厳重に。